芳賀・宇都宮LRT「ライトライン」HU300形お披露目 「国内最大」車内も公開



3車体連節・低床車両のHU300形「ライトライン」第1編成。左側の先頭車は芳賀・高根沢工業団地寄りのHU301-B。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

宇都宮市は5月31日、同市と栃木県芳賀町を結ぶ宇都宮芳賀ライトレール線(芳賀・宇都宮LRT)に導入するHU300形電車「ライトライン」の披露式を車両基地(宇都宮市下平出町)で行い、報道関係者に公開した。2年後の開業に向け、車両の準備も始まった。

披露されたのは新潟トランシス工場(新潟県聖籠町)で製造され、5月27日に搬入されたHU300形の第1編成。3車体の連節構造で、停留場のホームとの段差を抑えるため、床の高さを抑えた超低床式を採用した。車両番号は宇都宮駅東口寄りからHU301-A+HU301-C+HU301-B。車体は黄色と黒の2色で、黄色は宇都宮の別名「雷都(らいと)」にちなんだ稲妻を表現。先頭部は軽量軌道交通(LRT)の「L」をモチーフにした色使いと流れるような形状を採用したという。

パンタグラフを搭載した先頭車は宇都宮駅東口寄りHU301-A(1号車)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
HU301-A(1号車)の側面。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
中間車のHU301-C(2号車)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
HU301-B(3号車)の側面。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

1編成の長さは29.65m。特別な認可を受けた車両を除くと、日本の路面電車の車両としては最大級だ。車内の定員も国内の低床式車両としては最大の約160人。このうち座席定員は50人で、標準的な鉄道の通勤電車の座席と同程度の幅を確保しつつ、可能な限り座席を増やしたという。

HU300形(第1編成)の車内。手前がHU301-Aで奥がHU301-B。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
座席などにシンボルカラーの黄色を配色している。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
天井は間接照明。案内表示器も設置されている。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
窓のロールカーテンは宇都宮の伝統工芸「宮染め」のイメージでデザイン。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
優先席は3両すべてに設けられている。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
車椅子スペースは先頭車、フリースペース(写真)は中間車に設置。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
運転台後方の案内表示器。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
運転台の脇にある運賃箱。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
ICカードリーダーはすべてのドア付近に設置。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

芳賀・宇都宮LRTは、宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間14.6kmを結ぶ路面電車タイプのLRT。宇都宮市と芳賀町が施設と車両を保有し、第三セクターの宇都宮ライトレールが両市町から施設・車両を借りて営業運行する。2023年3月の開業に向け工事が進んでおり、車両のHU300形は第1編成を含む計17編成が導入される。

HU300形の運転台(写真はHU301-A)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
披露式には宇都宮市の佐藤栄一市長や芳賀町の見目匡町長らが出席した。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
工事中の車両基地とHU300形(第1編成)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

《関連記事》
芳賀・宇都宮LRTの車両「ライトライン」第1編成が車両基地に 新潟から陸送
芳賀・宇都宮LRTの車両愛称「ライトライン」に 停留場名も正式決定
芳賀・宇都宮LRT「19停留場」名称選定 宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地、今月中に正式決定へ
宇都宮ライトレール「工事」どこまで進んだ? 軌道に停留場、鬼怒川の橋りょうも
宇都宮ライトレール「真岡延伸」検討費を計上 2021年度真岡市予算
宇都宮ライトレールの開業「1年延期」2023年3月に 総事業費「1.5倍」に膨張