あおなみ線の名古屋競馬場前駅「港北駅」に改称 20年前まで北海道の貨物駅



あおなみ線の列車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

名古屋臨海高速鉄道は4月28日、あおなみ線の名古屋競馬場前駅(名古屋市港区)を「港北駅(こうほくえき)」に改称すると発表した。2022年春に改称する。

名古屋競馬場前駅は2004年10月、あおなみ線と同時に開業。近くには名古屋競馬場がある。同競馬場が2022年3月に弥富トレーニングセンター(愛知県弥富市)に移転することから、名古屋臨海高速鉄道は学識経験者や地域代表などで構成される駅名称懇談会の意見を踏まえ、駅名を改称することにした。

港北駅は1979年、第三セクターの苫小牧港開発(北海道苫小牧市)が運営していた貨物線の貨物駅として開業したが、20年前の2001年に廃止。名古屋競馬場前駅が予定通り改称されれば21年ぶりに「港北駅」の名称が復活する。

このほか、読みは同じだが字が異なる江北駅(東京都足立区)が都営交通の日暮里・舎人ライナーにある。JR長崎本線・佐世保線の分岐点である肥前山口駅(佐賀県江北町)も、2022年秋頃に江北駅に改称される予定だ。

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