JR東日本・東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局の3社局は2月26日、各社局が発売しているフリー切符をICカードに搭載できるようにすると発表した。3月14日から実施する。
JR東日本は、東京23区内のJR線と東京メトロ、都営地下鉄、日暮里・舎人ライナー・都電・都営バスを1日に限り自由に乗り降りできる「東京フリーきっぷ」(1600円)について、同社のICカード「Suica」(スイカ)に搭載して利用できるようにする。
東京メトロと東京都交通局は、「東京フリーきっぷ」のほか東京メトロの24時間券、「Tokyo Subway Ticket」「都営まるごときっぷ」を関東の私鉄・バスのICカード「PASMO」(パスモ)に搭載できるようにする。
各社局の窓口や自動券売機で購入でき、ICカードにフリー切符の情報が入力されるほか、券面には有効時間やフリーエリアの路線図などが描かれる。定期券情報を搭載したICカードやモバイルスイカなど、一部のICカードには搭載できない。
ICカードにフリー切符を搭載できるようにすることについて、JR東日本は「自動改札機をワンタッチでスピーディにご利用いただける他、フリーエリア外に乗り越してもチャージ残高から自動精算を行うため、よりスムーズにご利用いただけます」としている。