箱根登山バス「芦ノ湖ライナー」実証実験 座席指定制、小田原・湯本~元箱根港



小田急箱根グループの箱根登山バスは10月22日、貸切タイプのバス車両を使用して小田原駅・箱根湯本駅~元箱根港間を座席定員制で運行する「芦ノ湖ライナー」の実証実験を行うと発表した。

「芦ノ湖ライナー」で使われる貸切バス車両のイメージ。【画像:小田急箱根ホールディングス・箱根登山バス/小田急エージェンシー】

実証実験の期間は11月14日から来年2022年11月13日までの1年間。期間中の土曜・休日(1月2・3日除く)、元箱根港行きと箱根湯本駅行きを各2本運行する。運行区間と発車時刻は次の通り。

●元箱根港行き
小田原駅10時15分発→ターンパイク箱根経由→元箱根港
箱根湯本駅11時50分発→箱根新道経由→元箱根港

●箱根湯本駅行き
元箱根港13時50分発→箱根新道経由→箱根湯本駅
元箱根港16時00分発→箱根新道経由→箱根湯本駅

いずれも途中下車は不可。「箱根フリーパス」「芦ノ湖きっぷ」など企画乗車券の利用は可能だが、ICカードでは利用できない。乗車券などのほか乗車整理券(ライナー券、1席500円)を別途購入する必要がある。発売座席数は各便30席だが状況により変更する場合がある。

「芦ノ湖ライナー」の運行区間(オレンジ)。 【画像:小田急箱根ホールディングス・箱根登山バス/小田急エージェンシー】

ライナー券は企画乗車券と同様、観光情報のウェブサイト「箱根ナビ」やМaaSアプリ「 EMot(エモット)」で予約、購入できる。予約開始は今年2021年11月12日からで、乗車日の1カ月前から各便発車20分前まで予約可能だ。紙のチケットの場合、当日空席がある場合のみ、小田原駅前・湯本・元箱根の各案内所で各便発車20分前から発車直前まで発売する。

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