DL列車「やまぐち」本来不要の「回転」実施 転車台で期間限定の展示



DL列車「やまぐち」をけん引するDD51 1043のイメージ。【画像:JR西日本】

JR西日本は5月1~5日の期間、山口線の津和野駅(島根県津和野町)でDL列車「やまぐち」をけん引するディーゼル機関車を転車台で「回転展示」する。

転車台の使用時間は13時20分頃からの予定。DL「やまぐち」をけん引するDD51形ディーゼル機関車の1043号機を転車台に載せて回転する。転車台を見学できる「転車台広場」は、津和野駅から徒歩約5分。

「やまぐち」は通常、毎年3月から11月まで山口線の新山口~津和野間で運転。原則としてC57形蒸気機関車の1号機がけん引するSL列車で、2017年以降はD51形蒸気機関車200号機がけん引することもある。今年2021年は蒸気機関車の検査などのため、3月からDD51 1043がけん引するDL列車「やまぐち」として運転開始。9月までディーゼル機関車けん引で運転することが決まっており、10月以降のけん引機は未定だ。

DD51形は車体の両向きに運転台が設けられているため、折り返し時に転車台を使って車両の向きを変える必要はない。JR西日本は「DL機関車の雄姿を身近にご覧いただきたく、転車台での回転展示を期間限定で実施することといたしました」としている。

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