南海・泉北高速の特急「全車両」に無料Wi-Fiサービス 「働く場所の多様化」など対応



泉北高速鉄道の特急「泉北ライナー」。【画像:南海電鉄・泉北高速鉄道】

南海電鉄と泉北高速鉄道は4月9日、両社が運用しているすべての特急車両に無料Wi-Fiサービスを導入すると発表した。

無料Wi-Fiサービスが導入されるのは、南海線の特急「サザン」の座席指定車両(7編成28両)と、南海高野線の特急「こうや」「りんかん」(3編成12両)、泉北高速鉄道線の特急「泉北ライナー」(2編成8両)で、全12編成48両。関西空港アクセス特急「ラピート」(6編成36両)は、2015年12月から無料Wi-Fiサービスを提供している。

大阪観光局が提供している「Osaka Free Wi-Fi」を4月13日から順次導入する計画。「こうや」「りんかん」「サザン」は4月下旬に設置を完了し、「泉北ライナー」は5月頃に設置を完了する予定だ。

南海電鉄と泉北高速鉄道は特急車両のインターネット接続環境を整えることで、新型コロナウイルス感染拡大に伴う働き方や働く場所の多様化に対応。同時にコロナ禍収束後の訪日外国人の受け入れの強化も図るとしている。