阪急千里線「開業100周年」4月からヘッドマーク掲出やグッズ販売



開業時に導入された北大阪電気鉄道の1形電車。【画像:阪急電鉄】

阪急電鉄は3月29日、阪急千里線の開業100周年にあわせ、記念ヘッドマークの掲出や記念グッズの販売などを行うと発表した。

記念ヘッドマークの掲出期間は4月1日~6月30日。2編成にヘッドマークを取り付け、京都本線と千里線で運転する。編成の大阪寄りは現在運転されている車両(1312・3323号車)をモチーフにデザイン。京都寄りは開業時に運転されていた北大阪電気鉄道1形電車をモチーフにデザインする。このほか、南方・崇禅寺・淡路・下新庄・吹田・豊津・関大前・千里山の各駅では、記念写真パネルを4月1日~6月30日に掲出する。

開業100周年記念ヘッドマークのイメージ。【画像:阪急電鉄】

記念グッズはヘッドマークをデザインした缶バッジやキーホルダー、ミニ方向幕など。淡路・北千里の各駅(4月24日~6月30日)やネットショップ(4月1日10時から)で販売する。ほかにも記念入場券の販売やスタンプラリーの実施が予定されている。

日本で初めて自動改札機が設置された北千里駅。【画像:阪急電鉄】

阪急千里線は1921年4月1日に開業。当時の運営会社は北大阪電気鉄道で、十三~淡路~豊津間を結んでいた。その後、運営会社が新京阪鉄道(のちに京阪電鉄が合併)を経て京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)に変わり、路線も十三~淡路間の京都本線への編入、現在の天神橋筋六丁目~淡路間と豊津~北千里間の延伸開業、大阪市営地下鉄(現在の大阪メトロ)堺筋線との相互直通運転開始を経ていまに至る。1967年の北千里駅の開業時には、同駅に日本初の自動改札機が設置された。