JR東日本の仙台支社は1月28日、東北本線・新田駅(宮城県登米市)の駅舎を建て替えると発表した。12月末の新駅舎の使用開始を目指す。
新田駅は渡り鳥の飛来地として有名な伊豆沼・内沼の最寄駅。東北本線の上野~青森間が日本鉄道の路線として開業して3年後の1894年に開設された。現在の木造1階建ての駅舎もこのときに建設されている。
仙台支社によると、鉄骨造り1階建ての新駅舎に建て替える。新駅舎のデザインは、片流れ屋根と既存のこ線橋の屋根勾配を対称にし、これにより渡り鳥が羽ばたくシルエットをイメージした。
外壁は自然素材が感じられる色彩にするとともに、伊豆沼・内沼に続く田園風景が感じられるよう、待合室の窓を大きくとり、眺望を確保するという。
4月から工事に着手し、6月末に仮駅舎に切り替える予定。新駅舎の使用開始は12月末を予定している。