青森駅に10階建ての駅ビル 東口駅舎の跡地に整備、4年後のオープン目指す



JR東日本盛岡支社・青森市・青森県・青森商工会議所の4者は2月25日、現在の青森駅東口駅舎の跡地に駅ビルを整備すると発表した。

青森駅の駅ビルのイメージ。【画像:JR東日本・青森市・青森県・青森商工会議所】

新しい駅ビルは鉄骨造りで地上10階建て。建設面積は約3200平方m、延床面積は約1万7800平方mになる。1~3階は商業施設、4回はホテルフロントと青森市・青森県の行政施設、5階は機械室フロアで、6~10階がホテルになる。2021年度から工事に着手し、2024年度の完成を目指す。

JR東日本は駅ビル開発の全体計画を推進。青森市は文化芸術拠点である市民美術展示館を移設する。青森県は同県の縄文遺跡群に関する情報発信拠点を整備し、青森商工会議所は駅前エリアを中心とした市街地活性化・産業振興の事業推進を担う。

駅ビルの工事中期間とオープン後の各施設の配置。【画像:JR東日本・青森市・青森県・青森商工会議所】

現在の青森駅東口駅舎は1959年に完成。今年2021年3月27日には青森駅の東西を結ぶ自由通路の使用が始まり、東口駅舎とホームのあいだに設けられた新しい駅舎の使用も始まる。これに伴い現在の東口駅舎は4月から解体工事に入る。駅舎の撤去から駅ビルの完成までは、東口側の通路が仮設通路になる。

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