「はやぶさ」「はこだてライナー」見直しで東京~函館短縮 JR北海道2021年3月13日ダイヤ改正



JR北海道は12月18日、来年2021年3月13日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。北海道新幹線「はやぶさ」の所要時間短縮や、函館本線の快速「はこだてライナー」の一部列車の時刻見直しを行う。

北海道新幹線を走る旅客列車。【画像:中村昌寛/写真AC】

「はやぶさ」は東北新幹線・上野~大宮間の最高速度が現在の110km/hから20km/hアップして130km/hになるのに伴い、下り2本と上り1本の合計3本で所要時間が短縮。東京~新函館北斗間の最短所要時間は現在3時間58分だが、1分短縮して3時間57分になる。

また、函館本線の函館~新函館北斗間で運転されている北海道新幹線アクセス快速「はこだてライナー」は2本の時刻を見直し、東京~函館間の所要時間を短縮する。

これ以外の在来線の特急列車や快速・普通列車の改正内容は、今年2020年12月9日に発表済み。10年ほど前の脱線火災事故や検査データねつ造などの不祥事に端を発した経営悪化に加え、新型コロナウイルス感染拡大による利用者減少も踏まえ、列車の減便や廃止、新型気動車の導入による老朽車両の更新、駅の廃止などを行う。

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