京急電鉄の年末年始終夜運転は前年度と同じ区間 正月三が日の午前は一部12両編成に



京浜急行電鉄(京急電鉄)は12月9日、本年度2020年度の年末年始(2020年12月31日深夜~2021年1月1日早朝)に実施する終夜運転などの概要を発表した。

京急線の列車。【撮影:草町義和】

終夜運転は前年度2019年度と同じ、京急本線の泉岳寺~品川~横浜間と京急大師線の京急川崎~小島新田間で実施。列車種別はすべて普通列車で、泉岳寺~横浜間は約30分間隔、京急川崎~小島新田間は約10~16分間隔で運転する。泉岳寺~横浜間は前年度並みの間隔だが、京急川崎~小島新田間は前年度(7~10分間隔)より拡大する。

このほか、1月1日早朝は品川5時00分発→三崎口6時17分着の特急を増発する。ヘッドマークは掲出しない。

これ以外はすべて通常通りの運転。前年度に実施された本線・横浜~浦賀間の終電繰り下げと始発繰り上げ、久里浜線・堀ノ内~京急久里浜間と逗子線・金沢八景~新逗子間の終電繰り下げは行われない。

京急線の終夜運転実施区間(青)。【画像:京急電鉄】

また、12月30・31日と1月1~3日は土曜・休日ダイヤで運転。このうち1月1~3日は午前中の一部列車を12両編成で運転する。この期間中、座席指定サービス「ウィング・シート」は休止する。京急電鉄は12両編成での運転について「コロナ感染症予防のため」としており、車両を増やすことで混雑を緩和し、人と人の物理的な距離を拡大する狙いがあるとみられる。また、京急大師線は1月1~11・16・17日に増発。日中は6分間隔で運転する。