近鉄最後の「字幕回転式」案内装置が消滅へ 記念台紙付き入場券を発売



近畿日本鉄道(近鉄)は、河内長野駅(大阪府河内長野市)のホームに設置している「字幕回転式」の行先案内装置を新型に交換する。これにより近鉄の駅から字幕回転式の行先案内装置が消滅。同社は記念台紙付き入場券を発売する。

まもなく姿を消す近鉄駅の字幕回転式行先案内装置。【画像:近鉄】

河内長野駅に設置されている字幕回転式の行先案内装置は1月30日限りで役目を終え、新型に交換される。記念台紙付き入場券は1月23日から2月6日まで発売される予定だ。発売時刻は各日6時から22時まで。ただし300枚の限定販売で、完売次第販売を終了する。発売額は160円。

字幕回転式の案内装置は、列車の種別や行き先などを複数のパターンに分けて記入したフィルム幕を回転させることで、複数の列車の案内を切り替えることができる装置。LEDやLCDを使って表示を切り替える案内装置の普及でほとんど見かけなくなり、近鉄の駅でも河内長野駅のホームのみ残っていた。