なにわ筋線の福島南シールドトンネル詳細設計など本年度中に公告へ



関西高速鉄道は11月16日、本年度2020年度のなにわ筋線の工事・調査設計の発注見通しを追加した。

なにわ筋線の建設ルート。【画像:関西高速鉄道】

追加したのは「福島南シールドトンネル他土木詳細設計業務」と「工事監督支援業務」の2件。公告は第4四半期(2021年1~3月)、入札方法は一般競争(総合評価落札方式)、期間は約2年を予定している。

履行場所は、福島南シールドトンネルなどの土木詳細設計が大阪市福島区福島1丁目~西区阿波座1丁目~南堀江1丁目。工事監督支援業務は大阪市北区中之島4丁目地内など。

なにわ筋線は、東海道本線貨物支線(梅田貨物線)の地下化に伴い新設される北梅田駅(2023年春開業予定、営業上はJR大阪駅と一体化)とJR難波駅、南海電気鉄道(南海電鉄)新今宮駅を結ぶ、全長約7.2kmの新線。おもになにわ筋の地下を通り、京都・新大阪・梅田方面と関西国際空港(関空)の短絡ルートを構成する。

開業予定は2031年春。関西高速鉄道が建設し、JR西日本と南海電鉄が同社から施設を借りて列車を運行する。