JR秋の臨時列車は大幅縮小 東の新幹線中心に指定席発売見合わせ

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JR九州を除くJR旅客5社は8月21日、秋の臨時列車(10月1日~11月30日)の概要を発表した。新型コロナウイルスの影響で鉄道の利用者が大幅に減少している状況を受け、前年同期に比べ設定本数を大幅に減らしている。

JR東日本は秋の臨時列車の指定席発売を一部見合わせるが、同社の観光列車「のってたのしい列車」は所定通り発売する。写真は新潟エリアの観光列車「越乃Shu*kura」。【撮影:草町義和】

JR東日本は合計2507本の臨時列車を設定し、このうち新幹線が842本(前年同期1592本)、在来線特急685本(同1076本)。列車に乗ること自体を目的とした観光臨時列車「のってたのしい列車」は980本が設定された。

臨時列車のうち、新幹線の全842本と在来線特急の約3分の2(409本)については、指定席の発売をいったん見合わせる。発売の再開は新型コロナウイルスの事態の推移や利用動向により運転・運休を決定し、あらためて案内するとしている。「のってたのしい列車」の指定席は、所定通り発売する計画だ。

JR東日本は従来、臨時列車の概要に関する発表では「臨時列車」ではなく「増発列車」という言葉を用いてきたが、今回は「臨時列車」と呼んでおり、増発の規模が大幅に縮小したことを示す格好となった。

JR東海は東海道新幹線について、10月1日から31日までの運転計画を発表。定期列車を含む運転本数は1万1148本(1日平均360本)で、前年同期に比べ6%の減少となる。在来線(10~11月分)は土曜・休日や三連休を中心に合計87本の臨時特急を運転する。

JR西日本は山陽新幹線で「のぞみ」355本と「ひかり」14本、合計369本の臨時列車を設定。指定席は1カ月前から発売する。北陸新幹線も期間中に196本の臨時列車を設定しているが、指定席の発売は当面のあいだ見合わせる。在来線特急の臨時列車は、夜行特急「ウエストエクスプレス銀河」を除き、臨時列車は設定しない。

JR西日本の在来線特急の臨時列車は「ウエストエクスプレス銀河」を除き設定されない。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

JR北海道は、釧網本線のトロッコ列車「くしろ湿原ノロッコ」や北海道新幹線の臨時「はやぶさ」、北海道新幹線アクセス快速の臨時「はこだてライナー」を設定。在来線特急の臨時列車は設定していない。また、臨時「はやぶさ」は指定席の発売を当面のあいだ見合わせ、臨時「はこだてライナー」は臨時「はやぶさ」の運転計画により運転を取りやめる場合があるとしている。

JR四国は寝台特急「サンライズ瀬戸」の下り列車(東京発→高松行き)を琴平駅まで延長運転するほか、トロッコ列車などを運転する。

JR九州の東京広報室によると、秋の臨時列車は同社の観光列車シリーズ「D&S列車」を除き、現時点では設定していない。

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