京成電鉄の成田スカイアクセス10周年 ヘッドマーク掲出やマスク付き記念切符など



京成電鉄の成田空港線(成田スカイアクセス、東京都・千葉県)が7月17日、開業10周年を迎えた。同社は同日より10周年記念ヘッドマークを掲出した車両の運転などを行っている。

AE形(左)と3100形・3050形(右)に掲出されている記念ヘッドマーク。【画像:京成電鉄】

記念ヘッドマークは、成田スカイアクセスの特急スカイライナーAE形電車をデザインした山本寛斎さんがデザイン。AE形電車1編成と、スカイライナー以外の同線の列車で運用されている3100形・3050形電車の各1編成に取り付けられた。京成上野・日暮里・青砥・成田湯川・空港第2ビル・成田空港の各駅では、10周年記念シートを掲出している。

10周年の記念乗車券(3000円)も7月17日から販売中。京成上野→成田空港(成田スカイアクセス経由)・成田湯川→日暮里・成田湯川→空港第2ビルの乗車券3枚と記念台紙、マスクケースがセットになっている。実際に購入した人によると、マスクも1枚付いていたという。

このほか、空港第2ビル駅や成田空港駅では7月30日まで記念カードを配布する予定。京成グループのキャラクター「京成パンダ」のツイッターアカウントを活用したキャンペーンも、8月31日まで行われる予定だ。

このキャンペーンでは、京成パンダのアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#京成王子とスカイライナー空想旅行」をつけて、成田空港から「京成王子」こと中島健人(Sexy Zone)さんと行きたい旅行先をツイートすると、抽選で2000人にオリジナルクリアファイルがプレゼントされる。

成田スカイアクセスは、京成高砂~成田空港間の51.4kmを結ぶ鉄道路線。京成高砂~印旛日本医大間の32.3kmは、1979年から2000年にかけて開業した北総鉄道北総線と線路を共用し、空港第2ビル~成田空港間は1991年に開業した京成本線の延伸部を共用している。

印旛日本医大~空港第2ビル間が10年前の2010年7月17日に開通。京成上野~成田空港間を結ぶ特急スカイライナーが京成本線経由から成田スカイアクセス経由に変わり、現在のAE形を導入。新幹線を除く鉄道では日本最速の160km/hでの運転を開始した。

成田スカイアクセスの成田湯川駅を高速で通過する特急スカイライナー。【撮影:草町義和】
成田スカイアクセス(北総線との共用区間)を走る3100形。【撮影:草町義和】