JR九州「36ぷらす3」車内イメージ発表 787系を改造、ビュッフェ17年ぶり復活



JR九州は新しい観光列車「36ぷらす3」の車内イメージを発表した。2020年秋の運転開始を予定している。

「36ぷらす3」の4号車マルチカーの完成予想図。【画像:JR九州】

「36ぷらす3」は特急電車787系を改造した6両編成。1号車と2号車が個室タイプのグリーン車で、3号車はグリーン個室とビュッフェを組み合わせた合増車になる。4号車は共用スペースのマルチカー、5号車と6号車はグリーン車だ。

「36ぷらす3」の外観イメージとロゴマーク。【画像:JR九州】
「36ぷらす3」の編成図。【画像:JR九州】

1号車のグリーン個室は、既設のものを含め4室を設置。新設する個室はパーティションの高さを抑えて「明るく開放的な空間」を目指す。また「クラシックな雰囲気の落ち着いた色調」の車両にするという。

1号車のグリーン個室(完成予想図)。【画像:JR九州】
3号車ビュッフェの完成予想図。【画像:JR九州】

3号車のビュッフェは、787系の設備としては17年ぶりの復活になる。4号車のマルチカーはイベントなどで活用する。

「36ぷらす3」は2020年秋から運転開始の予定。運行ルートは日替わりで、月曜日は博多~長崎間、木曜日は博多→熊本→鹿児島中央間(肥薩おれんじ鉄道線経由)、金曜日は鹿児島中央→宮崎間、土曜日は宮崎空港・宮崎→大分・別府間、日曜日は大分→別府→門司港→小倉→博多間となる。