京成電鉄は5月25日、成田国際空港アクセス特急スカイライナーについて、青砥駅(東京都葛飾区)に停車する列車の本数を増やすと発表した。全体の運転本数は変更せず、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う減便は継続する。
青砥駅に停車するスカイライナーは現在、下り京成上野発6~7時台の6本と上り成田空港発20時30分以降の6本が停車。6月1日以降は上下各14本が停車し、日中の列車も一部停車するようになる。
青砥~空港第2ビル・成田空港間の特急料金(スカイライナー券)は1000円。青砥駅では下り成田空港行きが乗車専用、上り成田空港発が降車専用になるため、京成上野・日暮里~青砥間のみの利用はできない。青砥駅でのスカイライナー券の販売はホーム係員からの現金購入のみ対応する。
スカイライナーは京成上野~成田空港間を結ぶ特急列車。このうち東京都心寄りの日暮里駅と成田空港内の空港第2ビル駅のあいだはノンストップだが、京成電鉄は京急線・都営浅草線・押上方面から成田空港へのアクセスを向上させるためとして、4月11日から本線と押上線が合流する青砥駅への停車を実施している。
スカイライナーは新型コロナウイルス感染拡大を受け大幅に減便されており、通常は上下あわせて約80本のところ、現在は46本しか運転されていない。京成電鉄はスカイライナーの減便は6月1日以降も引き続き実施するとしている。