近鉄の新型特急「ひのとり」80000系、デビューに先立ち試乗会



近畿日本鉄道(近鉄)は12月4日、新型特急電車80000系「ひのとり」の運行開始に先立ち、「ひのとり」の試乗会ツアーや撮影会ツアーなどを2020年2月から3月にかけて実施すると発表した。

近鉄80000系「ひのとり」。【画像:近鉄】

2月8日、大阪上本町発と近鉄名古屋発のツアーとして実施。募集人数は800人で、旅行代金(大人)は1万円からになる。

続いて2月15日に車両基地の五位堂検修車庫で、車内見学も含むお披露目会を実施。抽選で600人を招待する。翌2月16日には、青山町車庫で「ひのとり」3編成が並んだ撮影会が行われる。

このほか、2月22・23・24・29日と3月1日に無料試乗会が行われる予定。抽選で4800人が招待される。

「ひのとり」は2020年3月14日から運行を開始する予定の新型特急電車。おもに大阪難波~近鉄名古屋間の名阪甲特急として運行されるほか、大阪難波~近鉄奈良間の阪奈特急でも使われる。6両編成8本と8両編成3本の計72両が製造される計画だ。

「レギュラー車両」と「プレミア車両」の2種類で構成。中間車のレギュラー車両はバックシェル付きの座席を横1列4席で配置し、従来の特急車両の座席より座席の間隔を拡大している。編成先頭のプレミア車両は横1列3席で、床を通常より高くしたハイデッカー構造を採用している。