南海特急「最大310円値上げ」車内購入の加算も チケットレスなら値上げ幅縮小



南海電鉄は1月22日、特急・座席指定料金を改定すると発表した。最大で310円値上げする一方、チケットレスサービス利用時の値上げ幅を縮小する。

南海電鉄の関西空港アクセス特急「ラピート」。【画像:真明/写真AC】

「ラピート」「サザン」「りんかん」「泉北ライナー」の特急・座席指定料金は現行520円。改定後は180円値上げの700円になる。「ラピート」のスーパーシート料金(210円)は据え置く。「こうや」は難波・新今宮・天下茶屋・堺東~極楽橋の相互間が現行790円のところ310円値上げの1100円に改定。それ以外の区間は現行520円から180円値上げの700円になる。

また、車内で特急・座席指定券を購入する場合は料金に300円加算する制度を新たに導入。4月24日から運行が始まる高野線の新観光列車「GRAN 天空」も車内購入時の加算料金制度を適用する。

南海高野線の特急「こうや」。【画像:たろとれ/写真AC】
4月から運行される「GRAN 天空」のイメージ。【画像:南海電鉄】

このほか、「チケットレス特急料金」を新たに設定。南海電鉄のネット予約「南海・特急チケットレスサービス」を利用して特急・座席指定券を購入する場合に適用する。チケットレス特急料金は「ラピート」「サザン」「りんかん」「泉北ライナー」が550円。「こうや」は難波・新今宮・天下茶屋・堺東~極楽橋の相互間が950円、それ以外の区間が550円になる。実質的な値上げ幅は30~160円に抑えられる。

特急・座席指定料金の現行額と改定額の比較。【画像:南海電鉄】

特急・座席指定料金の改定やチケットレス特急料金の導入などは4月1日に実施される予定。これにあわせ、特定特急料金(100円特急券)や定期特急料金、定期座席指定料金が廃止される。チケットレスサービスの特典ポイントも廃止され、ポイント付与率は1%に見直される。ほかにも企画切符類の発売額の見直しが行われる予定だ。

南海電鉄は、紙の切符に磁性体を塗布した磁気乗車券について2030年度を目標に廃止し、切符のデジタル化やキャッシュレス化を推進する方針。同社は今回の料金改定やキャッシュレス料金の導入もその一環としている。

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