越美南線(岐阜県)を運営する長良川鉄道は1月21日、ナガラ600形気動車の603号車「清流号」を導入すると発表した。老朽化した従来車両の更新を引き続き進める。

ナガラ600形は平成期に導入した車両の老朽化に伴い計画された新型車両。2022年4月に601号車がデビューし、続いて2024年3月から602号車が運行されている。デザインは国鉄時代の越美南線で運用されていた車両の塗装(国鉄色)を再現。601号車「おくみの号」はキハ58系急行型気動車、602号車「パーシモン美濃里号」はキハ40系気動車のキハ48形を模している。
新たに導入される603号車も基本的な構造は601・602号車と同じ。車両の長さは17.9mでロングシートと車椅子スペース(2カ所)を設けた。定員は座席42人・立席74人の合計116人。
一方、デザインは従来の国鉄色から脱して独自のデザインを採用。長良川の夕闇をイメージした濃い青色「ウカイブルー」をベースとし、沿線の関市で一千有余年の伝統がある「小瀬鵜飼」をデザインした。内装は「清流長良川と沿線の古い町並み」をイメージし、青と濃い茶色でまとめた。


愛称の「清流号」は昨年2025年8~9月に実施した公募のなかから選んだ。車両の導入費用は約2億5000万円。国や岐阜県、沿線市町が拠出した。
導入時期は今年2025年3月下旬の予定。関駅で出発式を開催する予定だ。長良川鉄道は「この新型車両の運行により更なる安全運行を努めるとともに、沿線住民の方々や鉄道ファンに新たな魅力を提供し、沿線地域と長良川鉄道への誘客拡大に繋げていくことにします」としている。
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