北陸新幹線の並行在来線3社「上越妙高~金沢」初の直通運行 車両は「雪月花」



北陸新幹線の並行在来線のうち旧・北陸本線の経営を引き継いだ新潟・富山・石川3県の第三セクターは11月6日、上越妙高・直江津~金沢を直通する列車を12月6日に運行すると発表した。3社の開業10周年を記念する企画。

上越妙高・直江津~金沢の直通運行で使用される観光列車「雪月花」。【画像:からのち/写真AC】

直通列車を運行するのは、えちごトキめき鉄道・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道の3社。車両はえちごトキめき鉄道の観光列車「えちごトキめきリゾート雪月花」を使用する。

午前便と午後便が運行される。運行区間と時刻、途中停車駅は、午前便が上越妙高9時00分発→直江津→筒石→糸魚川→泊→富山→高岡→金沢13時29分着。午後便は金沢15時50分発→高岡→富山→泊→糸魚川18時47分着→直江津19時30分着になる。

えちごトキめき鉄道は「車内では、北陸の魅力を感じられるスイーツやお料理など、地域ならではのおもてなしをご用意し、3県を結ぶ特別な旅を演出いたします」とアピールしている。

定員30人で料金は午前便が5万9800円、午後便は5万6800円。2号車展望ハイデッキ(2~4人席)は1グループ2万円の追加料金がかかる。予約は11月10日12時からえちごトキめき鉄道のウェブサイトで受け付ける。

北陸新幹線は10年前の2015年に長野~金沢が延伸開業。その際、並行在来線の経営がJRから分離され、信越本線・長野~直江津はしなの鉄道(北しなの線)・えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン)の2社、北陸本線・直江津~金沢はえちごトキめき鉄道(日本海ひすいライン)・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道の3社が引き継いだ。

あいの風とやま鉄道の泊駅。えちごトキめき鉄道の列車(左)も乗り入れている。【撮影:草町義和】

えちごトキめき鉄道の列車はあいの風とやま鉄道の泊駅まで乗り入れており、あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の列車も相互に乗り入れているが、3社直通列車は通常運行されていない。上越妙高~金沢の直通運行は、経営分離後初めてだ。3社は直通運行について、開業10周年を記念するとともに能登半島地震の復興支援として企画したとし、売上金額の3%を復興支援として寄付する。

《関連記事》
城端線・氷見線「新型車両」デザイン公表 丸窓や木目、あいの風とのつながりも表現
北陸新幹線の並行在来線「鉄道・バス10区間」に IRいしかわ金沢以西の計画認定
新潟県高速鉄道ネットワーク:長岡~上越妙高など(未来鉄道データベース)