かつて東武グループの赤城登山鉄道が運営していた赤城登山ケーブルカー(群馬県)の駅舎が、コピーライターの糸井重里氏が主宰するウェブサイト『ほぼ日』の新たな拠点に生まれ変わる。11月1日に「ほぼの駅 AKAGI」として試験開業する。

赤城登山ケーブルカーは東武の赤城観光開発の一環として計画され、1957年に利平茶屋~赤城山頂の1.0kmが開業した。しかしアクセスが悪かったこともあって利用者は少なく、わずか10年後の1967年に休止。翌1968年には正式に廃止された。山頂エリアの鳥居峠に設けられた赤城山頂駅の駅舎は1980年ごろにはレストランに変わったが、昨年2024年に『ほぼ日』を運営するほぼ日社が取得した。
ほぼ日社によると、駅舎を「さまざまな使い方のできる自由な場所」と位置付けてリニューアルし、飲食類の提供も行う。また、『ほぼ日』のグッズや「この場所ならではのアイテム」の開発・販売を予定。将来的にはイベントなどの企画を行うことも考えているという。グランドオープンは来年2026年春の予定だ。


『ほぼ日』は1998年に『ほぼ日刊イトイ新聞』として開設されたウェブサイト。コンテンツ制作に加えグッズなどの開発・販売も行っている。ほぼ日社によると、2011年以降は気仙沼や前橋、能登、尾瀬など「さまざまな地域の方々と関わる動き」を増やしている。その一環として今回、糸井氏の出身地である前橋市の赤城山に新拠点を設けることにしたという。
アクセスは公共交通利用の場合、関越交通バスの覚満淵入口停留所から徒歩6分。
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