山陽新幹線の荷物輸送「緊急輸送サービス」実証実験 荷物事業の新名称も策定



JR西日本とJR西日本マルニックスは7月1日から、山陽新幹線による法人向け緊急輸送サービスの実証実験を始める。すでに実施している旅客列車荷物輸送の新サービスで、「当日受付・即日配送」を可能にする。同時に荷物輸送サービスの統一的なサービス名称を定める。

山陽・九州新幹線の「みずほ」「さくら」で運用されているN700系。【画像:京翔九彩/写真AC】

緊急輸送サービスの輸送区間は山陽新幹線の新大阪・広島・博多3駅の上下線相互間。日中時間帯に対象駅を発車する「みずほ」「さくら」で輸送する。対象列車の時間帯・本数は下りが9~18時台の10本で、上りは10~20時台の10本。

利用料金は5箱の場合、新大阪~広島が3万7000円。広島~博多は3万円、新大阪~博多は6万7000円だ。JR西日本は料金について「緊急輸送においてトラックをチャーターしているお客様が、この新幹線輸送に切り替えていただきやすい設定」にしたとしている。

利用に際してはJR西日本マルニックスとあらかじめ基本契約を締結。当日はJR西日本マルニックスに輸送利用を連絡したうえで、列車の発車時刻30分前までに指定の場所に荷物を持ち込む。オプションで集荷・配送も利用できる。

このほか、JR西日本は「(荷物輸送事業を)拡大する中で、輸送品目の多様化が進んできた」ことを踏まえるとして、荷物輸送サービスのサービス名称として新たに「荷もっシュッ!」を策定。7月1日から使用することを決めた。

「荷もっシュッ!」のロゴマーク。【画像:JR西日本・JR西日本マルニックス】
緊急輸送サービスのサービス名は「荷もっシュッ!Quick」になる。【画像:JR西日本・JR西日本マルニックス】

緊急輸送サービスは「荷もっシュッ!Quick」として展開する。名称は「『荷物』を「シュッ!」と運ぶ」という意味を込めたという。

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