箱根登山鉄道「ワンマン運転」小田原~箱根湯本に導入へ 車両に対応設備を設置



小田急箱根(旧・箱根登山鉄道)は5月13日、鉄道線の小田原~箱根湯本6.1kmでワンマン運転を実施すると発表した。今後の人口減少を踏まえて持続可能な鉄道事業を目指す。

箱根登山鉄道の小田原~箱根湯本に乗り入れている小田急の列車。【画像:ONECHANCE/写真AC】

小田急箱根の鉄道線は小田原~箱根湯本~強羅の15.0km。このうちワンマン運転が導入される小田原~箱根湯本は小田急小田原線の列車が乗り入れており、小田急箱根の車両による営業列車は運行されていない。ワンマン化は4両編成の普通旅客列車で実施。ワンマン運転対応設備として車両の側面に側方カメラ、運転席に側方カメラのモニターとドア開閉スイッチを設置する。車内にも防犯カメラを設置する。

側方カメラは1両につき片側2台、計4台を設置して車両側面とホームの様子を撮影。映像は運転席のモニター画面に表示され、運転士は車両側面の状況を確認してスイッチでドアの開閉を行い、列車を発車させる。

側方カメラの設置場所や撮影範囲。【画像:小田急箱根】
車内防犯カメラの設置例。【画像:小田急箱根】

運転士が誤ってホームのない側のドアを開ける操作を行っても、誤開扉防止装置が作動してドアは開かない。車内で非常事態が発生して客が非常通話装置を押した場合、運転士に直接つながり会話できるようにする。

11月から乗務員の習熟運転を実施し、来年2026年3月からワンマン運転を実施する予定。小田急箱根は「今後、生産年齢人口の減少に伴い、乗務員の確保が難しくなることが予測されており、列車本数を維持するためにワンマン運転の実施を決定いたしました」としている。

《関連記事》
箱根登山鉄道「社名変更」小田急箱根グループ4社と2社が合併へ
箱根ロープウェイ「窓ガラスを取り外したゴンドラ」日本初、乗車には条件