貴州省遵義市習水県の森林観光エリアに建設された全長11.5kmの観光モノレールが5月1日から、正式に運行を開始した。
中国の株洲市人民政府などによると、中国中車グループの株洲中車特殊装備科技(湖南省株洲市)が設計、製造した「パノラマレトロ観光列車」を導入。設計速度は30km/hで、90人の乗員乗客を運ぶことができる。
電気で走るタイプの車両だが、外観は蒸気機関車がけん引する列車をイメージしたデザインでまとめられており、実際に蒸気を排出することで煙を吐きながら走る姿を演出しているのが特徴だ。
日本の伊予鉄道が運行する松山市内の路面電車線にも、蒸気機関車の外観を模したディーゼル機関車があり、観光列車「坊ちゃん列車」として運行されている。