東武鉄道「ふたら」「てんかい」「ききょう」商標出願 新しい列車の名前か



東武鉄道が沿線の名所旧跡などにちなんでいるとみられる言葉を商標出願していたことが分かった。新しい列車の名前の可能性がある。

東武鉄道の特急電車100系「スペーシア」。【画像:HK-SAN/写真AC】

少なくとも「てんかい」「ふたら」「ききょう」のみっつが9月18日付けで出願されている。商品の区分は「鉄道による輸送及びこれに関する情報の提供」「車両による輸送及びこれに関する情報の提供」など。

「ふたら」は東武日光線の東武日光駅から北西へ約2kmの場所にある日光二荒山(ふたらさん)神社、「てんかい」は東武東上線が通る川越市の無量寿寺北院(現在の喜多院)の住職だった天海にちなんでいるとみられる。東武野田線が通っている鎌ケ谷市は1991年、市の花を「梨の花及びききょう」と定めた。

東武鉄道は「新型観光特急」を2021年度以降に運行することを、現在の中期経営計画に盛り込んでいる。新型観光特急の列車名や形式名などは発表されていない。

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