アルピコ交通の上高地線「次亜塩素酸水噴霧器」全車両に導入 ウイルス感染を予防



アルピコ交通はこのほど、長野県松本市内の松本~新島々間14.4kmを結ぶ鉄道路線(上高地線)のすべての車両に「次亜塩素酸水噴霧器」を設置した。

上高地線の車両に設置された次亜塩素酸水噴霧器。【画像:アルピコ交通】

同社によると、各車両の運転室後部客室内に噴霧器を設置。次亜塩素酸水「ジアリフレ」(濃度50ppmに希釈したもの)を1分噴霧・4分休止の間欠制御で噴霧する。噴霧器はメーカーの協力を得て、上高地線向けに改造したものを使用している。

次亜塩素酸水は、食塩水や塩酸を電気分解することで生成される次亜塩素酸をおもな成分とする水溶液のこと。細菌やウイルスの殺菌効果がある。アルピコ交通は新型コロナウイルス感染症の予防などのため、次亜塩素酸水の噴霧器を導入したとしている。