東武鉄道と蔵王ロープウェイの2社は10月16日、東武鉄道8000系電車の第8577編成を蔵王ロープウェイの蔵王山麓駅(山形市)に展示すると発表した。ロープウェイの乗車待ちの改善を図る。

展示は10月23日から。蔵王山麓駅の駐車場に第8577編成の2両を展示する。冬季繁忙期の混雑時は、ロープウェイの乗車待ちの客に限り車内を見学できる。それ以外の時期は展示車両を活用したイベントを開催する予定だ。
蔵王ロープウェイは蔵王温泉にある蔵王山麓駅と、蔵王連峰の地蔵岳山頂近くにある地蔵山頂駅を結ぶロープウェイ。東武グループの一員で、東武鉄道が株式の半分近くを保有している。冬季は樹氷観賞やウインタースポーツの客でにぎわう。
2社によると、客が集中する日はロープウェイに乗車するため長時間待つことがある。冬季繁忙期は乗車待ちの客が第8577編成の車内を見学できるようにすることで待ち時間の環境改善を図るという。

8000系の第8577編成は1982年の製造。近年は昭和30年代(1955~1964年ごろ)の東武鉄道の旧カラーリングで車体を装飾し、亀戸線や大師線で運用されていた。今年2025年7月に引退ツアーが実施された。
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