中国「タッチパネル窓」「ワイヤレス充電」備えた新型車両 鄭州~開封でデビュー



中国・河南省の鄭州~開封を結ぶ都市間鉄道で4月25日、新型車両「CRH3A-A形」が運行を開始した。『鄭州日報』などが報じた。

新型車両のCRH3A-A形。【画像:中国駐日本国大使館】

最高速度250km/hのCRH3A形に対し、CRH3A-A形の最高速度は200km/hに抑えている。編成定員は722人。車内の座席は従来の横5列(2+3列)に対し横4列(2+2列)として余裕を持たせている。

CRH3A-A形の車内。座席配置は横2+2列を採用している。【画像:中国鉄路】

窓は「スマートウィンドウ」と呼ばれるもの。スマートフォンやタブレットなどのタッチパネルのように窓に触ると運行情報などを表示できるほか、調光機能により明るさを調節できる。座席のテーブルにはワイヤレス充電機能が備えられている。

窓は「スマートウィンドウ」を採用。スマホやタブレットのタッチパネルのように触ると運行情報などを表示できる。【画像:中国鉄路】
テーブルにはワイヤレス充電機能が備えられている。【画像:中国駐日本国大使館】

今後は鄭州新鄭国際空港に乗り入れる列車などにも順次投入される予定だ。

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