中国陝西省の西安と香港の約2200kmを直通する高速列車の運行が1月5日から始まった。『新華網』などが伝えた。
香港行きと西安行きのどちらも昼行列車。運行時刻は香港行き(列車番号:G828)が西安北11時04分→香港西九龍21時09分で、西安行き(G826)は香港西九龍9時07分→西安北20時01分になる。
途中停車駅はG828列車の場合、華山北・洛陽竜門・鄭州・駐馬店西・信陽東・武漢・岳陽東・長沙南・株洲西・郴州西・広州南・深セン北(セン=土+川)の12駅。車両は「復興号」シリーズのCR400形(CR400BF-Z)を使用している。
所要時間は西安北→香港西九龍が10時間5分で、香港西九龍→西安北は10時間54分。2001年まで大阪~青森の約1000kmを運行していた日本の昼行特急「白鳥」と同じ10時間台で、1986年11月1日ダイヤ改正時点(大阪→青森)では大阪10時40分→青森23時40分の13時間だった。
このほか、すでに夜行の高速列車が直通している上海~香港でも1月5日から昼行の高速列車の運行が始まった。
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