国土交通省の近畿運輸局長は3月21日、京福電鉄が申請していた鉄道旅客運賃の上限変更を認可した。これを受けて京福電鉄は4月1日に叡山ケーブル(京都市)の運賃を改定する。

叡山ケーブルは普通旅客運賃が片道で現行550円のところ50円値上げの600円に改定。定期旅客運賃(定期券)は「利用実績がない」(京福電鉄)として運賃改定を機に廃止する。
このほか、京福電鉄は叡山ロープウェイの運賃改定も3月21日に届け出た。普通旅客運賃の片道は現行350円のところ50円値上げして400円に改定する。
「比叡山フリーパス」「比叡山・京阪線きっぷ」など叡山ケーブルや叡山ロープウェイなどを利用できる企画切符類は価格を据え置くが、京福電鉄は来年2026年3月発売開始分から価格改定を行う予定としている。
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