東京都知事は1月17日、墨田区が実施している東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・とうきょうスカイツリー駅付近の連続立体交差事業(連立事業)について、事業認可の変更を認可した。踏切は近いうちに解消されるが、事業全体の完了が延期される。

従来の認可上の事業施行期間は2017年6月1日~2025年3月31日(2024年度末)とされていた。今回の変更で2017年6月1日~2029年3月31日(2028年度末)になり、事業期間が4年延びた。
この連立事業は、とうきょうスカイツリー駅付近の約900mを高架化して桜橋通りの伊勢崎線第2号踏切を解消するもの。とうきょうスカイツリー駅に隣接する留置線も高架化する。2022年11月に上り線が高架化されており、下り線も今年2025年3月2日の始発から高架線に切り替えられる予定。これにより伊勢崎線第2号踏切が解消される。

その一方、想定外の地中障害物が見つかったこともあり、留置線や下りホームの工事が難航している。このため駅部や留置線の高架橋工事を含む事業全体の完了が4年延期されることになった。
《関連記事》
・東武スカイツリー駅付近「踏切の解消日」決定 ホームそのまま、事業完了は4年延期へ
・ライトライン「西側の東武乗り入れ」関係3者協議へ 栃木県知事が方針