宇都宮ライトレールは7月3日、同社が運営するライトラインの利用者数が7月2日で累計400万人に到達したと発表した。開業から312日目。

宇都宮ライトレールによると、昨年2023年9月以降の月間利用者数は30万人台後半で推移。累積利用者数は11月11日に100万人、今年2024年2月3日に200万人を達成した。今年2024年4月以降は新年度に入って定期券の利用者が増加したこともあり、月間利用者数が40万人台前半に。累積利用者数は4月20日に300万人を達成していた。
5月には月間利用者数が最多の約42万9000人に。6月の1日あたりの利用者数は平日が約1万5000~約1万8000人、土・日曜は約1万人だった。開業前の需要予測では平日で約1万6000人、土曜・休日で約5600人を見込んでおり、土曜・休日は予測の2倍近い。
ICカードの利用率は2023年8月で89.4%だったが、これ以降は90~92%台で推移。2024年6月は93.7%に上昇した。6月から始まった貸切運行は7月2日時点で1件の利用があり、予約は18件となっている。

ライトラインは宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地の14.5kmを結ぶ路面電車方式の軽量軌道交通(LRT)。昨年2023年8月26日に開業した。
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