富士急バスが電気バスを導入 山梨県では初、富士五湖エリアで運転



富士急グループの富士急バス(山梨県富士河口湖町)は3月13日、電気バス3両を導入すると発表した。山梨県で電気バスが導入されるのは初めて。3月16日から富士五湖エリアで順次運転を開始する。

富士急バスが導入する電気バス。【画像:富士急行・富士急バス】

電気バスの導入は世界文化遺産に登録された富士山の環境保全への取り組みの一環。同社が導入するのはBYD製の大型ノンステップ電気バスだ。バッテリー容量は32kWhで、一般家庭(4人家族)で約4週分の電気容量になる。航続距離はフル充電時で250km。

同社によると、デザインは電気で走るバスであることが分かりやすいよう、コンセントをかたどったバスに「EV BUS」のロゴを入れ、このロゴマークから伸びる枝が富士山の緑につながることで「自然環境への配慮と世界遺産・富士山の自然を守り続けていこうという決意」を表しているという。

「EV BUS」のロゴマークなどで装飾された電気バスの側面。【画像:富士急行・富士急バス】