西武鉄道「タッチ決済」実証実験を実施へ まず21駅、全線展開も視野



西武鉄道などは3月28日、西武線の一部の駅でクレジットカードなどのタッチ決済による乗車サービスの実証実験を実施すると発表した。

西武線の列車。【撮影:鉄道プレスネット】

実証実験の対象となる21駅の自動改札機にタッチ決済とQRコードの読取部を設置。タッチ決済に対応したクレジットカード・デビッドカード・プリペイドカードや、これらのカードが設定されたスマートフォンなどを自動改札機にタッチすることで、西武線に乗車できるサービスを展開する。タッチ決済の対応ブランドはVisa・JCB・American Express・Diners Club・Discover・銀聯。Mastercardも順次対応する。

2022年9月にサービスを開始したデジタル企画乗車券にも対応。現在は一部の駅窓口に設置している専用読取機にスマホ画面上のQRコードをかざすことで乗車できるが、21駅の一部改札で自動改札機を通過できるようになる。

タッチ決済・QRコードの読取部を設置した自動改札機のイメージ。【画像:西武鉄道など】

実証実験の開始時期は2024年度後期の予定。対象の21駅や実際に提供するサービスなどの詳細は今後改めて案内する予定だ。西武鉄道は「訪日外国人のお客さまの利便性向上を含め、シームレスな移動・暮らしや、スマートな事業運営を実現するDX施策の一環として、将来的な全線展開を視野に、新たな乗車サービスの提供に取り組んでまいります」としている。

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