関西のJRバリアフリー料金加算「湖西線」も一部追加へ 2025年からの計画を変更



JR西日本は鉄道駅バリアフリー料金制度に基づくバリアフリー設備の整備・料金収受エリアを、当初の計画より拡大することを決めた。3月27日、国土交通省の近畿運輸局に計画の一部変更を届け出た。湖西線の一部区間が整備・収受エリアに加わる。

湖西線の列車。【画像:かえぴー/写真AC】

JR西日本は昨年2023年4月1日から関西エリアでバリアフリー料金の収受を開始。大阪を中心に京都・長尾・奈良・和歌山・西明石の各駅に囲まれた在来線と、山陽新幹線・新大阪~西明石を整備・収受エリアとした。普通券(磁気券・IC)は運賃に10円を加算。定期券は1カ月の場合、通勤定期で運賃に300円を加算している。

2025年度には整備・収受エリアを拡大する予定。2022年8月にJR西日本が届け出た計画では、在来線の整備・収受エリアを野洲・城陽・松井山手・関西空港・網干・新三田・亀岡の各駅まで拡大し、山陽新幹線も新大阪~姫路に拡大するとしていた。料金収受は2025年春に開始の予定だ。

鉄道駅バリアフリー料金制度に基づくバリアフリー設備の整備・料金収受エリア(計画変更後)。【画像:JR西日本】

今回の計画変更では、鉄道駅バリアフリー料金制度の対象となるエスカレーターを対象設備に追加。また、2025年度からの整備対象エリアに湖西線・山科~堅田を追加するとともに、2025年春から同区間での料金収受を開始する予定とした。

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