大分県別府市の遊園地「別府ラクテンチ」を運営するラクテンチはこのほど、「ケーブルカーデザインコンテスト」の結果を発表した。
グランプリは大分市の小学生が受賞。黄色をベースに、動物や別府ラクテンチの施設を車体に大きく描いた。車体の前後で記念写真を撮ってもらえるよう、デザインを工夫したという。
準グランプリの受賞者は、自身の息子が別府ラクテンチの観覧車に乗って「お空飛んでるみたいね」と嬉しそうに話したといい、「ラクテンチの思い出」と題してデザインを作成。「息子はもしかして、こんなふうに見えていたかなと思いながら、イラストを描きました」とコメントしている。
別府ラクテンチは1929年に開園。山の中腹にあり、山麓の入口と中腹の遊園地を結ぶ0.3kmのケーブルカー(別府ラクテンチケーブル線)が設けられている。現在の車両は1951年に製造。1974年には車体を更新し、2009年にはイヌとネコを立体的にデザインした姿にリニューアルされた。
このほど車体を再びリニューアルすることが決まり、開園90周年企画として一般からデザインを募集。225点の応募があったという。ラクテンチはグランプチと準グランプリのデザインをもとにケーブルカーのラッピングを行う予定だ。