静岡鉄道と台湾の台北大衆捷運は9月15日、友好協定を締結した。両社が運営するロープウェイの認知度向上と相互誘客を目指す。
協定の対象は静岡鉄道の日本平ロープウェイと台北大衆捷運の猫空(マオオン)ロープウェイ。日本平ロープウェイは静岡市内のロープウェイで、駿河湾の湾岸近くにある有度山の山頂付近と久能山東照宮の約1kmを結ぶ。高低差は約120m。
猫空ロープウェイは2007年に台北市内初のロープウェイとして運行開始。台北の都市鉄道(台北メトロ)を運営する台北大衆捷運が運営しており、台北メトロ文湖線の終点・動物園駅と台湾茶の産地として知られる猫空駅を結ぶ。全長約4kmで高低差は約275m。
静岡鉄道は「両社で関連事業を含め様々な取り組みを行い、友好関係を深めていくことで、台北市との観光交流の一翼を担えるよう努めてまいりたい」としている。
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