鋸山ロープウェー「30年ぶり」運賃改定 往復250円の値上げに



鋸山ロープウェー(千葉県富津市)は3月1日に旅客運賃・料金を改定する。昨年2022年12月26日、国土交通省の関東運輸局長に運賃の変更を届け出た。

鋸山ロープウェーの搬器。【画像:niboshi-photos/写真AC】

普通運賃の片道は現行500円のところ150円値上げの650円に。往復運賃は現行950円から250円値上げして1200円になる。特殊運賃や団体運賃、手回り品持込料、払い戻し手数料なども値上げする。

子供運賃の適用範囲はこれまで「6歳以上~12歳未満」としていたが「小学生以上」に変更。大人運賃の適用範囲も「中学生以上」に変わる。また精神障害割引を新設し、手帳持参の本人のみ5割引になる。

鋸山ロープウェーは房総半島南部にある鋸山のロープウェイを運営。消費税率の引き上げに伴うものを除くと30年ぶりの値上げになる。同社は営業開始60周年を迎え、安全対策への設備投資やサービス向上のための設備導入、施設改修を行うため運賃を改定するとしている。

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