山陰本線の観光列車「○○のはなし」美祢線で貸切運行、オリジナルヘッドマーク掲出



JR西日本などは12月12日、長門湯本温泉(山口県長門市)の冬季ライトアップイベント「音信川うたあかり2023」に合わせ、特別列車「長門湯本温泉うたあかり号」に乗車する1泊2日ツアーを来年2023年1月に実施すると発表した。

「長門湯本温泉うたあかり号」で使われる「○○のはなし」専用車両。【画像:風待人/写真AC】

美祢線の全線開通100周年のプレ記念企画。美祢線の沿線自治体などで構成されるJR美祢線利用促進協議会が長門湯本温泉まち、日本旅行山口支店、JR西日本と連携して実施する。

車両は山陽本線・山陰本線の新下関~下関~東萩で運行されている観光列車「○○のはなし」の専用車両を使用。山陽本線や美祢線、山陰本線仙崎支線を貸切運行で走る。列車には「うたあかり」イベントをモチーフにしたオリジナルヘッドマークを掲出する。

ツアーの行程は次の通り。

●1日目(1月19日)
新山口10時45分発→厚狭11時19分着・11時30分発→厚保11時43分着・11時47分発→於福12時07分着・12時30分発→仙崎13時10分着(長門市内で買物・観光)仙崎15時43分発→長門湯本15時55分着

●2日目(1月20日)
(長門湯本温泉から美祢駅まで貸切バスで秋吉台など観光)美祢14時50分発→厚狭15時21分着

「長門湯本温泉うたあかり号」に掲出されるヘッドマークのイメージ。【画像:JR西日本】

於福駅では地元団体による炭坑節や餅つきを披露する予定。美祢市の特産品が入った炊き込みご飯の弁当を車内で食べられるようにする。参加者には山陽小野田市・長門市・美祢市の名産品をプレゼントする。

ツアーの募集人数は35人で価格は大人と子供(6~12歳)が5000円、幼児(5歳まで)が4000円。申込みは日本旅行のウェブサイトで受け付けている。申込期間は1月6日18時までだが、募集人数に達し次第受付を終了する。

「○○のはなし」は山陽本線・山陰本線の新下関~東萩で運行されている。【画像:JR西日本】

「○○のはなし」はキハ40系気動車キハ47形を改造した専用車両で運行されている観光列車。通常は山陽本線・山陰本線の新下関~下関~東萩で運行されている。

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