常磐線の内原駅「橋上化」11月26日から 当初予定より数カ月前倒し



JR東日本の水戸支社は11月15日、常磐線・内原駅(水戸市)の南北自由通路と橋上駅舎を11月26日の始発から使用開始すると発表した。

橋上化された内原駅のイメージ。【画像:JR東日本】

橋上駅舎には事務室とコンコース、多機能トイレを含む旅客トイレを設置。上下各ホームに11人乗りのエレベーターを1基設ける。南北自由通路は幅約4m、延長約40mになる。また、南口と北口の駅前広場に、それぞれ11人乗りエレベーター1基と公衆トイレ・多機能トイレを設ける。

自由通路のイメージ。【画像:JR東日本】
内原駅の平面図。【画像:JR東日本】

水戸支社は水戸市と施行協定を締結し、2020年9月から橋上化の工事に着手。この時点では2023年春頃の使用開始を予定していたが、数カ月ほど前倒しされた。

水戸支社によると、農業や商業、文化、レジャーなどが融合し発展してきた内原駅周辺でいまも盛んな農業に着目し、建物は農家をイメージしてデザイン。屋根は既存駅舎の形状を継承して大屋根とし、これにより豊かな内部空間を作り出すとともに、街並みや近隣の住宅街の街並みへの調和を図ったという。

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