高知市内の路面電車・バスなど「休日10円」に ICカードの無料配布も



高知市は11月から年末年始にかけ、公共交通を10円か100円で利用できる「運賃ワンコインデー」を実施する。本年度2022年度の7月補正予算案に「運賃ワンコインデー」を実施するための費用として1億2301万円を盛り込んだ。

高知市内を走るとさでん交通の路面電車。【画像:自然/写真AC】

2022年11月1日~2023年1月31日の休日と2022年12月30日~2023年1月3日の合計20日間、高知市内の路面電車や路線バス、デマンド型乗合タクシーについて、ICカード「ですか」で利用する場合は1乗車10円、現金利用の場合は1乗車100円で利用できるようにする。とさでん交通の路面電車(全線)と路線バス、県交北部交通の路線バス(全線)、高知東部交通の路線バス(安芸線のみ)が対象。市外のみ運行する路線バスや空港連絡バスなどは対象外だ。

これに先立ち「ですか」の無料配布キャンペーンも実施。100円分の利用料金がチャージされている「ですか」を先着2万人の市民に無料で配布し、「ですか」の普及・利用促進を目指す。「ワンコインデー」に先立つ2022年9月から無料配布の申込みを受け付ける。

高知市は昨年2021年の同じ期間、コロナ禍で利用者が減っている公共交通の支援策として休日に限り公共交通の無料化を実施。今年2022年は市内の小学生に限定して夏休み期間(7月20日~8月31日)の無料化を実施中だ。

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