京成スカイライナー「顔パス乗車」国内初導入 顔をかざすと座席指定・乗車



京成電鉄は12月23日、成田空港アクセス特急「スカイライナー」の訪日外国人向けチケット購入サービス「Skyliner e-ticket」で、AI顔認証による乗車サービスを始めると発表した。スカイライナーに「顔パス」で乗車できる。

京成電鉄の成田空港アクセス特急「スカイライナー」。【画像:からのち/写真AC】

「Skyliner e-ticket」で事前に顔情報を登録。乗車駅の改札に設置されたタブレット端末に顔をかざすと、直近に発車するスカイライナーの座席指定チケットが発券され、そのまま乗車できる。「Skyliner e-ticket」は訪日客向けのサービスだが、日本人も利用可能だ。

顔認証サービスは来年2025年1月24日に開始。京成上野・日暮里(北改札口=A改札のみ)・空港第2ビル・成田空港の4駅で対応する。

顔認証乗車サービスの利用の流れ。【画像:京成電鉄】
予約を伴わない顔認証乗車サービスはユーカリが丘線に導入されている。写真はユーカリが丘線の駅の改札に設置された顔認証用のタブレット。【撮影:鉄道プレスネット】

このサービスは東京都からの補助金を活用して導入した。京成電鉄によると、顔認証を活用した座席予約・乗車の仕組みは国内の鉄道事業者では初の取り組みという。予約を伴わない顔認証乗車サービスは、京成本線のユーカリが丘駅で連絡しているゴムタイヤ式軌道交通「ユーカリが丘線」が国内で初めて本格導入している。

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