リスト・ハンガリー文化センター(東京都港区)で6月1日から8月26日までの期間、「人生で一度乗ってみたいハンガリー鉄道」と題した展覧会が開催される。
床に路線図を敷き、ポスターのほか写真を迷路のように展示。現地の機関車や車両、ドナウ川など車窓から見える景色、欧州の国際列車が乗り入れる駅舎などを楽しめる。ハンガリー鉄道の昔と今を比較できる写真パネルや、皇帝フランツ・ヨーゼフが乗った豪華な列車の内装など「ここでしか見られない希少な写真」(在日ハンガリー大使館)も展示するという。1カ月に1回、展示品を入れ替える。
ハンガリー大使館によると、ハンガリーの首都ブダペストの駅は欧州各国の国際列車が乗り入れている。欧州大陸最古で世界遺産にも指定されている地下鉄や、運転業務を除き子供が運営している鉄道教育施設「子供鉄道」など、魅力あふれる鉄道がたくさんあるという。
開催時間は11~17時(最終入場16時45分)。毎週土・日曜と日本・ハンガリーの休日(6月6日、7月18日、8月11日)は休館する。リスト・ハンガリー文化センターは東京メトロ南北線・都営大江戸線の麻布十番駅から徒歩3分。
初日の6月1日は17~18時にハンガリー大使も参加する開会式が行われる。「ハンガリー人が列車で食べるサンドウィッチなどからヒントを得たフィンガーフード」を用意するという。
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