西九州新幹線「かもめ」N700S、日立工場から車両基地への海上輸送始まる



日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)で製造された西九州新幹線「かもめ」用の新型車両「N700S」の海上輸送が、きょう1月6日から始まる。

台船に積み込まれる「かもめ」向けN700S。【画像:JR九州】

夕方には笠戸事業所を出発する見込み。長崎県内の港に到着後、西九州新幹線の大村車両基地まで陸送される。数日かかる見込みだが、気象・波浪状況により変わる場合もある。

N700Sの先頭車2両。【画像:JR九州】
ワイヤーがかけられ積み込み作業が始まった。【画像:JR九州】
「かもめ」向けN700S。【画像:JR九州】
台船への積み込み作業中のN700S。【画像:JR九州】
数日後には長崎県内の港に到着する見込み。【画像:JR九州】

西九州新幹線は九州新幹線長崎ルートのうち、今年秋頃に開業する予定の武雄温泉~長崎間。列車名は現在運転されている在来線特急の「かもめ」を引き継ぐ。6両編成4本のN700Sが導入される。

「かもめ」のN700Sは東海道・山陽新幹線で運用されている16両編成のN700Sと同じタイプだが、この車両はほかの新幹線への導入や海外輸出も想定し、短い編成を組めるよう機器類が配置されている。

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