富山地鉄が運賃改定を申請 富山ライトレールとの合併・直通化に対応



富山地方鉄道(富山地鉄)は2月3日、鉄道・軌道事業の上限運賃改定を国土交通大臣に申請した。同社と富山ライトレールの合併・直通化に対応する。

富山地鉄と合併する富山ライトレールの富山港線。【撮影:草町義和】

富山地鉄が運営する富山市内の路面電車(富山軌道線)と、富山ライトレールが運営する富山港線の運賃は現在、どちらも210円(ICカード180円)の均一制。富山軌道線と富山港線をまたいで利用する場合、現在は各社ごとに運賃を収受しており、合計420円(ICカード360円)かかる。

富山地鉄は富山ライトレールを今月2月22日に吸収合併し、3月21日からは富山軌道線と富山港線の直通運転を始める。これに伴い、直通区間は210円(ICカード180円)の均一制に。両線をまたいで乗る場合は事実上、いまの半額になる。

定期旅客運賃も合併に伴い統一。均一区間の割引額は、収入ベースの平均で通勤定期が現在の49.7%から51%、通学定期が現在の71.8%から75%に変わる。