山陽本線の西広島駅「橋上駅舎」12月19日に使用開始 将来はアストラムラインも



JR西日本は11月19日、山陽本線の西広島駅で建設中の橋上駅舎と自由通路について、12月19日の始発から使用開始すると発表した。前日の12月18日には関係者のみの記念式典が行われる予定。

西広島駅の橋上駅舎と自由通路。【画像:JR西日本】

橋上駅舎・自由通路は天井や壁に木材を使用。改札外はエスカレーター3基とエレベーター2基で南口・北口と接続する。改札内と上下線のホームもエスカレーター2基とエレベーター2基でつながる。さらに2022年度末にはエスカレーター3基(改札外1基、改札内2基)が追加で完成する予定だ。

このほか、旧駅舎にあった弁当店「むさし」とコンビニエンスストア「セブンイレブンハートイン」もオープンする。

橋上駅舎・自由通路の平面図。【画像:JR西日本】
西広島駅とその周辺。【画像:JR西日本】

西広島駅の周辺では、南口駅前広場の再整備や北口駅前広場の整備が計画されているほか、2030年頃にも新交通西風新都線(アストラムラインの延伸部)が乗り入れる見込み。現在の案では、アストラムラインの軌道が北側から山陽本線の線路をまたいで南口駅前広場に抜け、島式ホーム1面2線の高架ホームを整備する。

《関連記事》
アストラムライン延伸「西風新都線」測量費など盛り込む 広島市2021年度予算案
広島電鉄のドイツ車2年ぶり「クリスマス電車」に 30周年、車内飾り付け「客自身で」