神姫バスの路線バス「サウナ」に改造 降車ボタン押すと「蒸気」発生



神姫バスの出向起業会社「リバース」は11月4日、移動型サウナバス「サバス」を製作すると発表した。

移動型サウナバス「サバス」のイメージ。【画像:リバース】

神姫バスが運用していた路線バス用の車両を改造。薪(まき)ストーブを使用したサウナ室と休憩スペース(運営用事務スペースと兼用)を車内に設ける。

サウナ室内には押しボタン式オートロウリュ(蒸気降りますボタン)を設置。降車ボタンを押すと、熱したサウナストーンに水がかけられて蒸気が発生する仕組みだ。ほかにも、つり革や座席配置など路線バスの名残を生かしたデザインでまとめる。

サウナ室のイメージ。【画像:リバース】
休憩スペースのイメージ。【画像:リバース】

リバースによると、バス事業者は自家用車の普及や人口減少による利用者減少に加え、新型コロナウイルスの影響による移動自粛やリモートワークの普及による生活様式の変化の影響も受けている。このままではバス事業が成り立たなくなるため、新しい収入源の創出が必要だとして「サバス」を企画したという。

車両は来年2022年2月に完成の予定。リバースは大型駐車スペースのある施設やアウトドア施設など、企業や事業者向けに車両を貸す形で事業展開したいとしている。

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