大阪メトロがドローン 駅ホームの天井点検に活用



大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は1月31日、施設点検用の器具として「マイクロ・ドローン」を導入すると発表した。2月中旬から使い始める。

大阪メトロが公開したマイクロ・ドローンによる天井裏点検の動画。【画像:大阪メトロ】

大阪メトロが導入するマイクロ・ドローンは、幅が約10cmの「手のひらサイズ」で、重さは約100g。人が入りにくいような狭い場所でも飛ぶことができる。360度全天球カメラや4Kカメラ、4方向LEDライトが搭載できるという。

大阪メトロによると、駅ホームの天井裏にあるコンクリート構造物を点検する場合はこれまで、点検用足場の設置や天井仕上げ材を撤去する必要があった。マイクロ・ドローンの導入によって、そうした作業が事前準備が不用になり、点検期間の短縮や保守作業員の労力軽減が図られるという。

大阪メトロは今後、地下トンネルの高い場所やマンホール内などの点検でもロボット技術を活用した点検作業の効率化や省力化の目指すとしている。