東武桐生線の阿佐美駅が移転 一部の区間で運賃変更



東武鉄道は1月30日、桐生線の阿佐美駅(群馬県みどり市)を3月14日に移転すると発表した。これに伴い営業距離が変わり、一部の区間で値上げになる。

阿佐美駅の新しい駅舎のイメージ。【画像:東武鉄道】

阿佐美駅は東武桐生線の藪塚~新桐生駅間にある駅。東武鉄道はみどり市と連携し、現在の駅舎から新桐生方の約300mの位置に新しい駅舎を設ける工事を進めていた。

新駅舎は3月14日から使用開始。木造平屋建てで、延床面積は駅舎部が107.28平方m、公衆トイレを含む延床面積は153.80平方mになる。ホームは1面1線だ。

営業距離の変更も3月14日に実施。藪塚~阿佐美間はいまより0.2km長い3.4kmに。阿佐美~新桐生間は0.2km短い1.5kmに変わる。これにより、阿佐美駅から藪塚方の各駅までの運賃は、一部の区間で値上げ。普通旅客運賃(紙の切符)の場合、阿佐美~久喜間はいまより80円高い820円になる。

阿佐美駅から新桐生方の各駅までは営業距離が短くなるが、運賃が値下げになる区間はない。